栄養学講師が綴る雑記

[体質改善・健康・ダイエット・美容・サプリの有用性・おすすめ]をテーマにご紹介しています。

中高年の女性に多い【骨粗しょう症】の原因と対策

こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。

今回は[骨粗しょう症]をテーマにご紹介していきます。

有名な文献が発表されたり、多くの議論がなされている分野ですが

端的に[栄養学]の視点からご紹介していきます。

 

 

骨の成分と代謝

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[骨]も身体と同じように日々生まれ変わっています。

新陳代謝、ターンオーバーと呼ばれるものです。

身近なところで、髪の毛や爪と同じです。

骨の約20%が1年の間に生まれ変わります。

全体が生まれ変わるのに約5年の計算になります。

[骨]の新陳代謝(破壊と再生)の

バランスが崩れたものが[骨粗しょう症]です。f:id:shirococco:20190709184825p:plain

骨を作る材料は

[カルシウム][タンパク質][ビタミンD][ビタミンK]

[ビタミンB6][ビタミンB12][マグネシウム]などです。

これらは、材料になる栄養素もあれば、作る側、保持する側と

さまざまな役割を果たしています。

 

骨の代謝に重要な栄養素

 [カルシウム][マグネシウム][ビタミンD]の3つ

だと、しろこは考えます。

 

骨は[リン酸カルシウム]約70%と[コラーゲン]約30%から

構成されています。他にもありますが大まかに。

 

[マグネシウム]は身体の調子を整える働きをしますが

足りなくなってくると[骨]から少しずつ排出され

血中の[マグネシウム]を保持しようとします。

 

[ビタミンD][カルシウム]を効率よく身体に吸収する働きを

助けてくれます。

 

カルシウム=牛乳の考え方

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牛乳を飲むことで[カルシウム]を摂る。という考え方は正解とは言えません。

牛乳より[カルシウム]を多く含む食品はたくさんあります。

世間を賑わせた「牛乳=骨粗しょう症」という文献もありましたが

そこだけをつっこむなら「動物性タンパク質=骨粗しょう症」の方が

疑わしいと、個人的には思います。

せっかく[タンパク質/プロテイン]を摂るなら[植物性]のほうが

圧倒的に良いです。

 

ビタミンDの摂り方

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こぞって[ビタミンD]だけを摂りにいくことはありません。

通常の食生活で補える範囲で問題はありませんが

[ビタミンD]というのはおもしろいもので[日光浴]することで

身体が生成してくれます。

引きこもっていたり日焼け対策を徹底的にしていると

[ビタミンD]不足になりやすく

1日に30分~1時間、日景でもいいので外に出ることで

[ビタミンD]は生成されます。

植物の光合成みたいで、個人的に好きです。

 

糖質制限ダイエットと骨粗しょう症

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[骨粗しょう症]は中高年の女性が圧倒的に多いというデータがあります。

過去に、過度な減食ダイエットや、糖質制限をしたことがある人は注意が必要です。

特に[糖質制限]は見た目の数値や効果がでやすいことから人気です。

[糖質/炭水化物]さえ摂らなければ大丈夫という裏側に落とし穴があります。

 

[糖質]の摂り過ぎはもちろんいけませんが

パワーの源の1つである[糖質]を補うために[タンパク質]

多くの栄養素が消費されます。

このバランスを補うために、さらに崩れます。

 

内臓等を作る[タンパク質][糖質]よりも大切な栄養素の1つです。

[タンパク質]の不足から、血行不良からくる疾患

腎臓や肝臓、さまざまな部位に障害を引き起こす可能性があります。

[骨粗しょう症]の原因1つに[糖質制限]があげられます。 

 

女性ホルモンと骨粗しょう症[重要]

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※ OTSUKA Pharmaceutical 

女性ホルモン[エストロゲン][骨]代謝の行程である

[骨形成]を促進し、[骨吸収]を抑制する役割があります。

この[エストロゲン]は更年期を境に減少していきます。

つまり[骨]の代謝にも大きく影響します。

 

この不足した[エストロゲン]を補うために

化学構造が非常によく似た「大豆イソフラボン]がおすすめです。

[大豆イソフラボン][エストロゲン](卵胞ホルモン)に似た働きをします。

女性の美しさや若々しさを手助けしてくれます。


年齢とともに[エストロゲン]の分泌量が減ると

更年期、閉経を迎え、それに伴い[更年期障害]と呼ばれる

体と心のトラブルがみられることがあります。

そこで[大豆イソフラボン][エストロゲン]の不足を補い

トラブルを予防してくれます。

 

まとめ

 丈夫な中身のある[骨]を作るために

[カルシウム][マグネシウム][ビタミンD]を摂ってください。

牛乳以外でも[カルシウム]は摂れます。

[ビタミンD]を生成するために、日の光にあたってください。

栄養学からは外れますが、丈夫な骨を作るためには

適度な負荷が必要です。歩きましょう。

[糖質制限]も原因の1つにあげられます。実施されている方は

専門家とよく相談の上でやってください。数年後に目に見える形で

反動がくる可能性もあります。

過度なダイエット等をされたことがある方は、注意が必要です。

 

 

この記事は栄養学講師の しろこ が

体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。

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