【ひじき】にまつわる悲話【実は鉄分なし、無機ヒ素入り】
こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[ひじき]についてご紹介していきます。
ひじきに含まれる栄養素
[タンパク質][脂質][糖質]
[ナトリウム][カリウム][マグネシウム]
[カルシウム][鉄][食物繊維]です。
ひじきにまつわる悲しい悲話
[ひじき]のイメージはどういったものですか?
あまり気にしたことはないのかも知れませんが
夕飯のおかずの一品の黒いの。
[ひじき]は元来[鉄分]豊富な
食材として君臨し続けていました。
しかも、吸収されやすい[非ヘム鉄]です。
だったのですが2015年に
[文部科学省]が発表した[食品成分表]では
約9分の1と発表されました。
これは
[鉄製の調理器具]で[水戻し]した場合と
[ステンレス製の調理器具]で[水戻し]
した場合の差であるとのことでした。
近年[鉄製の調理器具]は
あまり使われなくなったからと
変更になったようです。が・・・
おかしな話ですよね。
生産者側も大変だったと思いますが
しろこの生徒の[管理栄養士]さんも
「今までの給食献立を変えなければ」と
頭を抱えていました。
これを思うと、お役所が発表している
[栄養価]の数値なんて古いものが多く
当てにならない部分も多分にあります。
なので[サプリメント]の方が安心です。
それでも栄養豊富なひじき
[カルシウム]は牛乳の11~13倍含まれています。
40%以上が[食物繊維]から出来ています。
[マグネシウム]も豊富で血行血流を安定させます。
海藻類の中でもなかなか豊富なバランス栄養食材
であることは間違いありません。
なのですが、もう1つ悲しい悲話があります
[ひじき]には[無機ヒ素]が多く含まれています。
これは発がん性のリスクがあるとされているもので
他の海藻類に比べても多く含まれています。
これを受け[イギリス]の食品規格庁は
「あえて食べないように」と勧告されました。
日本では[乾燥ひじき]を
①たっぷりの[水]で30分以上戻し
②戻した[水]は使用しない。
③戻した後も、2.3回水洗いする。
④茹でる際は[水戻し]してから茹でる。
①~④を守って、食べ過ぎなければ大丈夫
とされています。
[ヒ素]は農薬や殺虫剤に使われ、食中毒の
原因になることもしばしばです。
1998年に和歌山で起きた
[毒物カレー事件]の[ヒ素]です。
一度に大量に摂取すると[嘔吐、下痢、腹痛]
などの症状がでます。
なので[ひじき]は一度に大量に食べないように
注意してください。
まとめ
非常に優秀な食材[ひじき]なのですが
たくさんの秘話があり注意も必要です。
個人的には炊き込みご飯など好きなのですが。
もう1つ[ひじき]と[大豆]は
食べ合わせNGです。
[ひじき]の[カルシウム]の吸収を
[大豆]が邪魔をしてしまいます。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。