【タバコ】【電子タバコ】【加熱式タバコ】それぞれの害悪
こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[紙巻きタバコ][電子タバコ][加熱式タバコ]の
それぞれの悪影響についてご紹介していきます。
紙巻きタバコの害悪
[タバコ]は[タバコの葉っぱ]と
それを[包む紙]でできています。
これに火をつけ[煙]を吸引します。
この[煙]には
[ニコチン][タール][一酸化炭素]が含まれています。
これらを吸い込むことで[肺]を通り
[血液]に吸収されます。
心拍数の上昇、血管の収縮が起き
脳を覚醒させる[ドーパミン]が放出されます。
この[ドーパミン]により
さらに[ニコチン]を吸いたいという
感情が生まれます。
[ニコチン]が切れると
「イライラ」する[中毒症状]が起こります。
この他[タール]は黒色のドロドロの液体で
発がん性の物質です。
さらに歯を着色し味覚障害を引き起こします。
[一酸化炭素]は運動能力の低下、動脈硬化を
引き起こします。
ついでに[ビタミンC]をたくさん破壊します。
電子タバコの害悪
[電子タバコ]は[リキッド]と呼ばれる液体を
電熱で加熱し[水蒸気化]させて吸引します。
日本の法律で[ニコチン・タール・一酸化炭素]は
含まれません。
ですが、この[リキッド]は[グリセリン]
[食品添加物][プリピレングリコール]などを
混合させたものです。
通常の[タバコ]に比べて害悪は格段に下がります。
ですが、添加物、化学物質を吸引しているので
身体に良いわけではありません。
2018年にイギリスの学術誌に
バーミンガム大学のデイビッド・シケット教授の
研究が掲載されましたが
[電子タバコ]の蒸気で炎症を起こし
肺の肺胞の機能を害する報告がされました。
まだ研究段階ですが、100%安全というわけでは
ないということです。
ですが[紙巻きタバコ]に比べれば
圧倒的に有害性は少ないとされています。
加熱式タバコの悪外
タバコの葉を細かく切り刻み
それを加熱し、発生する水蒸気を吸引します。
水蒸気には[ニコチン]が含まれます。
「燃やす」という行為がないため
[タール]が発生することはありません。
ですが[ニコチン]は水溶性で水に溶けやすいため
[紙巻きタバコ]よりも吸引時に
体内に吸収されやすい状態になります。
この[ニコチン]の量は[表記義務]がないため
記載されていません。
こちらも研究段階ですが
[紙巻きタバコ]よりも[加熱式タバコ]の方が
有害物質が多いという報告もあります。
逆に発がん性物質は10分の1という見解もあり
現段階では、業界の思惑が見え隠れしています。
世界から見た加熱式タバコ
2014年にアメリカの「フィリップモリス社」から
世界10か国で発売された[加熱式タバコ]の
売り上げの98%が「日本」でした。
この流れから見ても研究が進まないのもわかります。
現在は他の国でも売上げは伸びています。
実はアメリカでは2019年5月に
やっと[加熱式タバコ]の販売許可がおりました。
ですが、安全性や有害物質軽減にはならないと
[紙巻きタバコ]と同じ扱いです。
そもそも、ここ数年間は販売されていなかった
ことに悪意を感じます。
まだまだ、研究段階の[加熱式タバコ]を
「日本という国で実験」をしたようにさえ思えます。
逆にアメリカでは[電子タバコ]に
[ニコチン]入りの[リキッド]が許されているので
その辺の業界の思惑もあるのかもしれません。
まとめ
[紙巻きタバコ]も[加熱式タバコ]も同様に
身体には有害です。
[加熱式タバコ]の[ニコチン]量は
[表記義務]がないので不明です。
さらに水溶性の[ニコチン]は水蒸気で吸引すると
身体への吸収率が高まります。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。