流行りましたね【サバ缶】栄養学目線で開封してみましょう
こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[サバ缶]をテーマに栄養学目線でご紹介していきます。
サバ缶の栄養素
[カルシウム][ビタミンD][DHA・EPA]
これだけ見ても、優秀すぎます。
サバ缶のカルシウム
通常の切り身で食べるサバに比べて40~45倍多く摂取することができます。
これはサバの骨も含めて圧力調理をするため
普段は食べない骨まで食べることになるからです。
缶の中に生サバを水と一緒に入れて、圧力をかけて加熱するため
栄養素が逃げることなく缶詰の中に納まります。
缶詰内の汁もしっかり食べてください。
サバ缶のビタミンD
ここがすごいです。
血合と呼ばれる、本来は破棄する骨の周囲にある赤黒い臭みのある部分です。
この血合も丸ごと入っています。
そして缶詰調理法の過程で臭いも抑えられています。
まさに先日のしろこの記事【骨粗しょう症の対策】に打って付けの食材です。
サバ缶のDHA・EPA
[DHA・EPA]は脂質です。魚の油です。
魚の体温に起因します。冷た~い水の中でも元気に泳ぐお魚さん。
その身体にある脂質は0℃に近くてもサラサラです。
もちろん常温でもサラサラしています。36度の人間の体内ではさらにサラサラです。
しろこの記事 【良い油でダイエット】もご覧ください。
[DHA]は主に人間の脳に直接届く、良質な脂質です。
一昔前に「頭がよくなるDHA」と言われていましたが
作用として脳内に酸素を運ぶヘモグロビンの量が上がるので
脳細胞が活性化します。[DHA]を摂ったからといって
突然、計算問題が解けるようにはなりません。
[EPA]は、血液をサラサラにしてくれますこれによって
アレルギーの症状を軽くし、炎症への耐性がつきます。
生活習慣病の対策になります。
さらに、血行改善は中性脂肪に作用しますので
高血圧、血栓、高脂血栓などの対策になります。
そしてもう1つとっておきの効果があります
[EPA]が[糖質]の代謝に必要な[GLP-1]という
[インスリン]の分泌を促進するホルモンを生み出す細胞に働きかけます。
これは別名[痩せホルモン]と呼ばれ、糖尿病対策などにも用いられます。
ダイエットに向くのでしょうか
[カロリー][糖質]などを考えると[サバの水煮缶]をおすすめします。
水煮と味噌煮を比べてみると[カロリー]で 1.5~1.7倍、味噌煮が多くなります。
[糖質]に至っては、20~25倍もの圧倒的な差がでます。
どちらも塩分は高めです。何事もそうですが、食べ過ぎには注意が必要です。
まとめ
かなりの[スーパーフード][サバ缶]です。
骨粗しょう症、各血栓、肥満、認知症などの対策にも効果があります。
ちなみにしろこは[カレー]の中に一緒に煮込んだことがあります。
家族からは不評で、残った[カレー]は
翌日に1人で食べさせられました。
しろこは当てになりませんので、調理方法はクックパッドをみてください。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。