栄養学から見た【喫煙】と【その事象】やめてください、とは言いませんが
こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[お問い合わせ/contact]から
直接リクエストいただきました[喫煙]をテーマにお話しします。
デメリットばかりを並べて[禁煙]をすすめることはしません。
端的に[喫煙]による[事象]をご紹介していきます。
喫煙者の肩身
しろこの息子は高校2年生です。
しろこは息子の高校でPTAの役員もやっています。
こんにちはPTAの役員もやってる しろこ ですw。
先日、朝の挨拶運動で学校の最寄りの駅に立ってました。元気に挨拶してきました。
そこで教師数人とこんな話をしました。
「最近は昔とは違いますよ」
ちょっと気合い入れていったのですが、昔とは違いました。
先生方のもっぱらの指摘は「ボタンちゃんと留めて~」です。
Yシャツのボタンを大きく開けている生徒にのみ、指摘が入るくらいで
改造された制服や、大幅な着崩し、染め髪、隠れてバイクなんていません。
ましてや、ここ1年で[喫煙]で停学など「0ゼロ」だそうです。
しろこが生まれる10年ほど前の
男性の[喫煙率]は80%を超えていました。
JTが発表した2018年のデータは27.8%です。
さらに女性を含めると17.9%まで落ちています。
しかも30代・40代と比率は上がりますが
20代や、60代では減少しています。
つまり、新しく吸い始める方が少なく
年を重ねるにつれ[禁煙]していく人が多くなっています。
完全に[喫煙者]は[特別危惧種]になっていきます。
喫煙により壊される栄養素
主流煙、副流煙問わず[ビタミンA/E/C]が破壊されます。
とくに[ビタミンC]の破壊を数値で表すと 1本あたり25mgの消費です。
厚生労働省が2015年に発表した成人の推奨摂取量が 100mgなので
4本喫煙するだけで、しっかりと摂取できていたとしても「0ゼロ」です。
[レモン1個分の果汁]で[ビタミンC]約20mgなので
1日に1箱[喫煙]される方は[レモン25個分の果汁]で補うことができます。
※別の味方をすればレモンに入っている[ビタミンC]は大したことないです。
各栄養素消費による損失
[ビタミンA]が無くなると
皮膚や粘膜の乾燥や角質化などで、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱まり
感染症にかかりやすくなります。
[ビタミンE]が無くなると
細胞膜の脂質が酸化され損傷されます。
感覚障害や神経症状が起こることがあります。
[ビタミンC]が無くなると
寒さや細菌に対する抵抗力が下り、風邪などの病気にかかりやすくなります。
骨の発育が不十分になります。
重度な場合、コラーゲンが生成できなくなり細胞間の結合が
ゆるみます。血管、関節が弱くなることで、歯茎から出血や
関節が痛んだりします。
この3種は[抗酸化作用]が非常に優秀な
ACE(エース)と呼ばれる3人組です。
栄要素の消費という側面だけで見ても
[喫煙]をするだけでこれだけの損失があります。
さらに、ニコチン、タールの身体に及ぼす直接的な害
金銭的なもの、周囲の人や物に与える影響、などなど
栄養学とは別の分野でもたくさんの損失があります。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。