栄養学講師が綴る雑記

[体質改善・健康・ダイエット・美容・サプリの有用性・おすすめ]をテーマにご紹介しています。

【グルコサミン・コンドロイチン】現在サプリなどで摂っている方は【絶対】に読まないでください

こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。

今回はご要望をいただきました[グルコサミン・コンドロイチン]についてです。

[グルコサミン・コンドロイチン]は数多くの会社が競うように販売しています。

テレビCMもたくさん観るので名前を知っているうえに

膝などに効果的だと、多くの方が認識しています。

実際のところをご紹介していきます。

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グルコサミンとコンドロイチンとは

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[グルコサミン][糖][アミノ酸]からできています。

関節軟骨の成分[グリコサミノグリカン]を構成している物質の1つです。

[グルコサミン]は甲殻類の[キチンキトサン]加水分解して作られます。

 

[コンドロイチン]関節を構成する成分

[プロテオグリカン(ムコ多糖)]の1つです。

[コンドロイチンはサメのヒレなどの

動物の[軟骨組織]を加水分解して作られます。

 

それぞれの役割

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[グルコサミン]は、健康な軟骨をつくり出す物質です。

[コンドロイチン]は、軟骨の働きをサポートする物質です。

どちらも関節の健康に欠かせない物質です。

グルコサミンの役割

[関節軟骨]の8割は水分からできています。

残りの[軟骨組織]の材料の一部として使われます。

[グルコサミン]から作られた

[グリコサミノグリカン]は軟骨の再生と

他組織が分解されるのを防ぎます。

 

コンドロイチンの役割

[軟骨組織][関節軟骨]の保水と弾性を維持します。

このことで関節の動きを滑らかにします。

酸化による[軟骨]の劣化を予防してくれます。

 

サプリメント等で摂取した場合

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実は日本国内では[グルコサミン]

[機能性表示食品]の届け出が

相次いで取り下げられています。

 

[グルコサミン]は口から摂取しても

[腸]などから吸収することはできません。

というのが医学的見解です。

[グルコサミン・コンドロイチン]

[糖][アミノ酸]からできているので

摂取し、体内で分解されたものが

同じ物質に再合成されること難しいです。

 

さらに[関節軟骨]には血管がありませんので

消化器官から吸収されたとしても

その有用成分が関節に辿り着くことはありません。

 

これは、何度も、何年も、何人もの

臨床実験を検証し、その度に[効果なし]

解答づけられてしまった結果です。

 

プラシーボ効果

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「効く」「治った」「痛みがなくなった」

という方もいらっしゃることも事実です。

逆にこれは[凄いこと]

CMなどから、名前を聞いただけで

「効果がある」と信じさせるくらいの

[プラシーボ効果]があったということです。

 

臨床実験の際にも[プラセボ試験]までしたようで

実際に[治った]などの被験者の声があがりました。

 

副作用の危険性

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長期にわたって摂取することで、自然な軟骨再生力が低下します。

摂取による血糖値、血圧、血中コレステロール値も危険視されています。

[クマリン血液凝固阻止剤]を利用している患者さんは

[グルコサミン]を同時に摂取すると

[血液凝固阻止作用]が異常に強まるリスクがあります。

 

まとめ

医学的には認められておらず、お医者様でも

処方される方は少ないのが現状です。

ただし、それぞれが役割としては正しいので

注射等で腰痛、関節痛などに使用されることはあります。

もしも[プラシーボ効果]が効いている方が

いらっしゃるのであれば

この記事は読んでほしくありません。

今回、この記事を読んでガッカリされた方申し訳ありません。

 

 

この記事は栄養学講師の しろこ が

体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。