食品に含まれている【着色料】が何かを知る【閲覧注意】
こんにちは栄養学の講師もやってる しろこ です。
今回は[着色料]についてご紹介していきます。
内容の理解によっては気分を害される方も
いらっしゃるかと思いますので
目次を見ていただいて[閲覧注意]箇所は
読まないことをおすすめします。
着色料の分類
日本が定めている[着色料]には
[天然着色料]と[合成着色料]があります。
食用として[着色料]は国に認可されています。
調理に彩りを与えるため、古くから使用されています。
天然着色料の種類
まだありますが、代表的なものをご紹介しました。
この中の[コチニール色素]と[銅葉緑素]を
ピックアップしてご紹介します。
コチニール色素の用途
[コチニール色素]は天然素材の[鮮やかな赤色・桃色]を
着色する日本ではお馴染みの国が認めた[着色料]です。
主に[イチゴミルク][シロップ系][かまぼこ]
[かにかま][ハム][菓子・飲料系]など
化粧品の[口紅]や[医薬部外品]などにも
使用されています。
表示は[コチニール][カルミン][カルミン酸]など
様々です。
コチニール色素のアレルギーの危険性
[コチニール]や化合物である[カルミン酸]から
極稀ですが[アナフィラキシー]の症例があります。
2012年に[消費者庁]から[コチニール・カルミン酸]が
含まれた飲料から発症が確認された症例から
注意喚起が発表されています。
その後の調査では[コチニール色素]そのものではなく
そこに残った虫の[タンパク質]が原因ということが
発表されています。
基本的には安心安全な[着色料]です。
コチニールの原料[閲覧注意]
[コチニール色素]の原料は
[コチニールカイガラムシ]という
中南米ペルーなどの国のサボテンに寄生する虫で
樹液を吸って生きる小さい虫の体内にある
[カルミン酸]という赤い物質です。
エンジムシとも呼ばれます。
色素を持っているのは[メス]だけです。
メスが卵を産む際に2倍ほどの大きさになりますが
ここを狙って採取し原料としています。
この虫はにアリなどの天敵から身を守るために
体内にありの嫌がる[カルミン酸]を持っています。
ちなみに[カーマインレッド]という色名があります。
ランドセルの赤色や自動車の色名などに使われています。
これは[カルミン酸]が語源です。
2012年に[スターバックスコーヒー]の
[ストロベリーマッチフラッペチーノ]の着色に
[コチニール]が使われており、中止しています。
とはいうものの、特に害のあるものではないのですが
替わりに[赤色40号]を使いましたが
どちらかというと[添加物]より[虫]の方が
個人的には、まだ良いかと思います。
銅葉緑素の用途
[銅葉緑素]は天然の[鮮やかな緑色]を
着色する、代表的な国が認めた[着色料]です。
主に[抹茶アイス]や[グリーンガム]の[菓子類]
[メロンソーダ]などの[飲料系]他、惣菜でも
鮮やかな[緑色]を出すために使用されています。
表示は[銅葉緑素][銅クロロフィル]
[銅クロロフィリンナトリウム]など様々です。
銅葉緑素の原料[閲覧注意]
銅葉緑素の原料は漢方薬にも使われている
[蚕(かいこ)の糞]です。
蚕砂茶(さんしゃちゃ)として糞にお湯を入れて
お茶として飲む風習もあります。
蚕は桑の葉っぱだけを食して育つので
桑の葉っぱでお茶を入れるより
マイルドに仕上がります。
合成着色料の種類
化学的に合成された色素で、着色の目的で食品、化粧品等に
添加されるために作られたものです。
何度も言いますが、日本ではしっかりと認可が通っている
安心安全なものです。
まとめ
不思議なことに着色料が入っていることは
ほとんどの方がご存知ですが、その原料は何かと
聞かれると、答えることができなくなります。
天然だから、合成だからと区分分けしましたが
法規上の区分はありません。
ここでいう[合成着色料]は[指定添加物]として
食品に表記されています。
誰が言ったのか、皮肉なことに
[日本人は亡くなっても死体が腐らない」と
揶揄されるほど[添加物]だらけの
食生活を送っています。
もちろん国が認めているので
即座に病気になったりはしません。
日本の平均寿命は世界から見ても優秀です。
ちなみに最近では[コチニール]や[銅葉緑素]
だけが赤色や緑色ではないので
別の[着色剤]を使うようになっています。
興味があれば、成分表示をよく見てください。
しろこはスーパーにいくと怪しいくらい
いろいろ見てますw。
この記事は栄養学講師の しろこ が
体質改善、健康、ダイエット、サプリのおすすめをテーマにご紹介しています。